こんにちは。chikoです。
入浴する際、何度くらいのお湯に、どのくらいの時間入っていますか?
また、入浴の目的について考えたことがあるでしょうか。
なんとなく入っているお風呂ですが、目的に応じて正しい入り方があります。
そこで今回は、健康と美肌に目的を絞って、その方法を見ていきます。
入浴で免疫力を高める!【目的別の正しい入浴方法】とは
入浴によって得られる効果
「体温を上げる」ことで免疫力を高めるという健康法をご存知でしょうか。
テレビ番組や書籍などでも紹介され、その方法の一つとして入浴法が取り上げられることが多いようです。
しかし、入浴によって得られる効果はそれだけではありません。
睡眠の質を高めたり、疲れをとったり、肌がきれいになったりと、私たちにとって必要なさまざまな効果があります。
入浴で大切な3つの要素
目的に応じた入浴をする上で、大切な要素があります。
それは、湯温(お風呂のお湯の温度)、湯量(浴槽に入れるお湯の量)と入浴時間です。
湯温・・・39〜40度
湯量・・・肩まで浸かる程度
入浴時間・・・10〜15分
これを基準に、目的に応じて微調整をしていきます。
もし自己流で入浴している場合は、これらの数字を参考にしてみてください。
免疫力を高める入浴方法
湯温・・・40度
入浴時間・・・20分
保温・・・時間をかけて体温を下げていくのがポイント
※ 軽く汗ばむくらいがよい。水分補給も忘れずに
免疫力を高めるには、週2日、この方法で入浴するのがおすすめです。
免疫力とヒートショックプロテイン
ヒートショックプロテイン(以下HSP)は、一言でいうと、私たちの身体をさまざまなストレスから守ってくれるタンパク質です。
私たちの細胞は、水分とタンパク質でできています。
HSPは、ストレスを受けると細胞の中で増え、傷ついたタンパク質を修復して元気にしてくれます。
つまり、HSPを増やして回復力や免疫力を向上させることが、健康や美肌につながるということが言えます。
HSPとナチュラルキラー細胞
HSPはナチュラルキラー細胞を活性化するといわれています。
ナチュラルキラー細胞は、全身をパトロールすることによって、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ攻撃するリンパ球です。
入浴直後からナチュラルキラー細胞の活性化が始まります。
そして、2日後にその動きがピークになり、5日後になると沈静化するそうです。
週2日、この方法での入浴をすすめる理由は、ここにあります。
美肌を手に入れる入浴方法
湯温・・・40度(夏は39度)
入浴時間・・・15分
※ 就寝の1時間半前に入浴するとよい
※ 入浴後、ボディーローション等での保湿も忘れずに
ターンオーバーと睡眠の関係
美肌のために、ターンオーバー(肌の新陳代謝)は欠かせません。
肌の新陳代謝を促すのは成長ホルモンの役割です。
成長ホルモンは、タンパク質の合成を行い、疲労回復や細胞の修復などに関係しています。
しかし、年齢とともに成長ホルモンの量は減少します。
そのため、年齢を重ねるほど、質のいい睡眠が必要になるのです。
なお、就寝1時間前に入浴するとよいのは、質のいい睡眠のためです。
肌の弾力と女性ホルモン
肌の弾力をつくり出しているのは、女性ホルモンの一つである黄体刺激ホルモン(プロラクチン)です。
プロラクチンは、睡眠中に分泌されます。
そして、女性の健康維持に役立つエストロゲンと対になって、肌の弾力をつくり出します。
つまり、美肌を手に入れるためには、なによりもしっかりとした睡眠を確保することが重要なのです。
いかがでしたでしょうか。
疲れているとシャワーだけにしていたり、反対に長時間湯船に浸かったりしている方もいらっしゃるかもしれません。
体温を効果的に上げ、疲れすぎないように入浴するのもポイントの一つです。
普段はシャワーのみという方も、週2日は湯船に浸かって入浴してみてはいかがでしょう。
以上、入浴で免疫力を高める!【目的別の正しい入浴方法】とはでした。