こんにちは。chikoです。
カフェインがなく、抗酸化作用があるとされているルイボスティー。
家庭だけでなく、カフェやレストランなどでも飲むことができるようになり、日本でも愛飲者が増えています。
産地の南アフリカでは、「不老長寿のお茶」として古くから重宝されているそうです。
今回は、そのルイボスティーの効果についてまとめてみました。
若さと健康が手に入る!?ルイボスティーが「不老長寿のお茶」と言われる理由
老化や病気と「抗酸化物質」
老化や病気の原因にはさまざまな要素がありますが、近年注目されているのが「体の酸化」です。
私たち人間の体には、もともと抗酸化物質が存在しています。
しかし、20代をピークに、加齢とともに減少してしまうため、抗酸化作用をもつ栄養素を摂取することが必要不可欠となるのです。
その抗酸化物質を摂取する上で、効果的だとされているお茶が、ルイボスティーです。
「ルイボス」はどんな植物?
ルイボスは、南アフリカのセダルバーグ山脈一帯に自生するマメ科の植物です。
昼と夜の気温差が30度以上もある厳しい環境で育ち、木が育つと1.5mになるのに対し、根は10mにも伸びるそうです。
南アフリカは世界で最も日照時間が長い地域で、土壌が乾燥しているため根が深く伸びるのです。
また、アフリカ大陸南部は地球上で最も古い地層からなっており、ミネラルが豊富です。
その地層に含まれる豊富なミネラルを吸収して無農薬で栽培されています。
ルイボスは、乾燥すると葉が赤茶色になることから、現地語で赤い薮と言う意味の「ルイボス」と呼ばれるようになりました。
ルイボスティーの成分とその作用について
ルイボスティーには、人間の身体に必要な成分であるミネラル(マグネシウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、亜鉛など)が豊富に含まれています。
また、脂肪の酸化を抑える抗酸化作用と活性酸素を取り除くスカベンジ作用があることがわかっています。
近年、私たち人間のさまざまな病気の原因の1つに、活性酸素があるということが知られています。
活性酸素は、直射日光の下で育つ植物にも生じますが、それによって枯れることはありません。
それは、植物が体内に活性酸素を中和する物質を備えているからだそうです。
活性酸素を除去する植物は、数多く存在しています。
しかし、コーヒー、紅茶、緑茶などの飲み物には、多くのカフェインとタンニン、そして農薬が含まれています。
カフェインの取り過ぎは、興奮や緊張、不眠、高血圧、痛風、リウマチにつながります。
また、タンニンは体に必要なミネラルと結合してしまうため、取り過ぎると代謝機能に影響を及ぼすといわれています。
一方、ルイボスティーには、カフェインも農薬も含まれておらず、タンニンの量も少ないのです。
ルイボスティーの医学的な効能を知る
医学的な解明
日本では、ルイボスティーの医学的解明のため、過去に数ヶ月にわたるさまざまな実験や、検査が行われました。
その実験を行ったのは、丹羽免疫研究所の所長で、土佐清水病院の院長でもある丹羽耕三氏です。
丹羽氏は、発癌の大きな原因の一つである活性酸素とその防御酵素であるSODの研究を長年にわたって行っているそうです。
その実験や検査の結果、ルイボスティーには、痛み、腫れ、発熱といった一般の炎症反応に加えて、喘息などのアレルギー疾患にも効果が期待できるという結果が得られています。
具体的な効能
活性酸素が関与しているとされる疾患に効果があるとされるルイボスティーですが、そのいくつかの効能を例に挙げたいと思います。
便秘
ルイボスティーの効果が一番早く現われるのが便秘です。1日2杯のルイボスティーで、2、3日で効果が現われたという検証結果もあり、ルイボスティーには整腸作用があるとされています。
食欲異常
脳の中枢神経に働いて精神を安定させたり、落ち着かせたりする働きや、満腹感を感じさせる働きがあります。したがって、飲み続けることで、ストレスなどからくる食欲異常を自然と抑えることができるといいます。
皮膚疾患、アレルギー
アレルギー反応を惹き起こす原因であるヒスタミンを抑える力があることがわかっています。即効性は低いものの、痒み、発疹、喘息、鼻炎などのアレルギー性疾患に対してゆっくりと効くようです。
高血圧
高血圧予防としては、塩分(ナトリウム)の摂取を抑えることが代表的です。ルイボスティーに含まれるカリウムには、取り過ぎたナトリウムと合体してナトリウムを減少させる効果があります。
糖尿病
糖尿病の発症にも深く関わっているとされている活性酸素を除去し、血糖値を下げて正常にする働きがあります。
白内障
ビタミンEなどの抗酸化剤で過酸化物質の生成を抑えることによって、白内障の進行が抑えられるといいます。実際にルイボスティーで白内障の症状が軽くなったという報告がされているそうです。
おわりに
水以外の飲み物を飲もうと思ったとき、あなたは何を飲んでいますか?
1日に何杯も飲んでいるコーヒーや緑茶、ジュースなどをルイボスティーに換えるだけで、さまざまな効果を得ることができるかもしれません。
私自身は、カフェインが入っていないから、抗酸化効果があるからと、何気なくルイボスティーを飲んでいましたが、その効果の大きさを改めて知り、日常的に上手く取り入れていきたいと思っています。
バーゲンダルの有機ルイボスティーです。
プレーンなルイボスティーの他に、グリーンルイボスや、カモミールやローズマリー、バニラ、アールグレイなど、他のお茶がブレンドされたり、香料が入っているものもあります。
こちらはお得な80P入り、40P入りですが、純粋なルイボスティー以外は20P入りのものがスタンダードで、成城石井では600円程度(税込)で購入することができます。
参考資料:
「ルイボスティーのすべて」/日本SOD研究会